
コロナ感染拡大防止の為に、都道府県は、飲食店に、拡大防止対策を実施していることを示す対策の実施を要求し、その実践を示すステッカーの貼付を推奨しています。
でも、この施策は、現状のまま実施しても意味はないのです。
なぜなら、「私はコロナ感染は気にしない」と公言し、何の感染防止対策もせずに、市中を動き回る輩が多数存在するからです。
いくら店側が対策をしたところで、そんな客は店にやって来ます。
飲食店でなければ、「マスクをしていないお客様は入店できません」と客の選別は可能だと思います。
でも、飲食店は、マスクを外すことが前提ですから、「マスクをしていないお客様は入店できません」と掲示している店はほとんどないように思います。
つまり、飲食店には、
- 感染した無症状の人がやってくる可能性が高い
- マスクをしていないので、コロナウイルスを飛沫として店内にまき散らす確率は高い
- 未感染者もマスクをしていないので、飛沫を吸い込む確率は高い
という問題があります。
ですから、飲食店が、いくら感染防止策を行ったところで、それは無意味なのです。
飲食店などで行っている3密回避などの対策は、万が一、無症状の感染者が来店した場合、感染確率を下げる為の対策でしかありません。
クラスター感染の様子をニュースで聞いていると、無症状で無自覚の感染者が、一人来店した時点で、ほぼ感染すると考えた方が良いのではないかと思えます。
「日頃感染防止を意識して生活している人が感染している確率」よりも「未対策で過ごす人が感染している確率」は格段に高いと想像しています。
あまり意識されていないようですが、ステッカーの運用の背景には、「お客のみんなが感染防止を心がけて生活している」という前提があります。
「私はコロナは気にしない」というお客が来店すれば、現状の感染防止策は破綻するのだと思います。
ですから、「私はコロナは気にしない」という人が来店する前提であれば、もっと厳格な対策が必要になるはずです。
しかし、それは飲食店側の責任とするのは間違っていると思います。
「私はコロナは気にしない」という人が感染源となって飲食店でクラスターを発生させない為に、飲食店でも「マスク非着用者の入店お断り」の運用は実施すべきだと思います。
偽りのマスクを持ち歩く人も出てくることも考えられますが、今の、「店舗側ばかりに対策を強いるが、その効果はほとんどみられない」という状態よりは、マシになると思うのです。
一番良いのは、みんながそれなりに感染拡大予防を心がけながら暮らすことです。
そのように過ごしても感染してしまう部分は、感染後の医療でカバーして頂くしかないと思います。
医療関係者の方にはご苦労をお掛けしますが、そこのフォローは宜しくお願いします。
でも、それは、もともとの私たちが行っていた普通の生活だと思います。
最後に、簡単にまとめると
「私はコロナは気にしない」と言ってないで、マスクをして手洗いや手の消毒をちゃんとして下さい
ということです。
それだけをすれば、あとは、みんながWithコロナではあるものの、普通の生活しても問題ない生活を送れるようになるのだと思います。